2005年 09月 13日
今年の四月、吉本興業のNSC(何の略称か忘れたが養成学校ですね)を 卒業したばかりのお笑いコンビ、オリエンタルラジオの芸は、一度見たらクセに なる率は非常に高いだろう。西にレギュラーの「あるある探検隊」があると すれば、東には、このオリエンタルラジオの「武勇伝」があると言える。 共に、言葉のリズムとしては日本の文学の基盤である七・五調ではなく、 八・五を基本的なリズムとしている点がおもしろい。初心者が作る俳句や 川柳、さらには短歌などが「五・八・五」になりやすい秘密の解明へのヒントが こういうところにもあるかもしれない。 アッちゃん(中田敦彦)のリズミカルな武勇伝に藤森くんの「リズムにのって ツッコミながらボケをふくらましていく」というスタイルはなかなかいい。 「武勇伝 武勇伝 武勇でんでんでんででん」の言葉が、何と言ったらいいのだろうか、 クラシック音楽でいえばソナタの主題であり、ヒップホップ系の音楽で言うなら サンプリング音になっている。難点を言うならば、音楽ではなくてギャクとしてこの 「武勇伝」は完成度が高すぎるので、この「武勇伝」の形式以外でのネタの提示が 非常に難しいだろう。要するに「なんでだろう」のイメージで固まりすぎた テツandトモ(ニチエンプロダクション)の苦悩を、今後、オリエンタルラジオ(吉本興業)は ブレイクの頂点(おそらく今年の年末から来年の新春)で味わうことになるのだろう。 しかし、これはまったく個人的な嗜好であるが、いわゆる歌唱力で言うならば、 元来、アーティストを目指していたテツandトモなどの方が上なのであろうが、 「武勇伝」のエンディングでオリエンタルラジオが二音だけで(二人だもんね)ハモる ♪ 意味はないけれど、シャンプーハットをかぶって、雨の日 走り出す~ カッキーン ♪ の歌のヘタウマ具合が非常にいい。何と言ったらいいのだろうか、最近の すべてのジャンルでの歌で、こんなに胸がときめいたことはない。ほめ殺しで かえって怒られるかもしれないが、初期ビートルズのジョンレノンとポールマッカートニーの ハモりやローリングストーンズのミックジャガーとキースリチャーズのハモりのように 胸がときめいてしまう。 マーヒー加藤 http://www.iplus.jp/~naoko/index.html
by kaneniwa
| 2005-09-13 02:11
| 草評
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