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草仏教ブログ

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2006年 02月 02日

パソコン音楽の分類法(4) クラシック音楽編

さてさて、パソコンで、場所を基軸にした音楽再生リストを作っていくという、
まあ一風変わったことを思いついてしまったのですが、今日はクラシック音楽編です。

まずウインドウズのメディアプレーヤーのなかに
 二楽章 という再生リストの項目を作ってみます。

二楽章というのはクラシックの音楽用語ではありますが、
ここでの二楽章というのは、新潟県の新発田市にあるクラシック喫茶の名前で、
場所を意味します。

この喫茶店は別にクラシックの曲の第二楽章ばかりをかけているわけではありませんが、
イギリスのタンノイ製のスピーカーに真空管アンプで音楽を再生していて、
フワッとした心地よい音に包まれる空間です。
ですので、第一楽章の後にホッと一息つける瞬間という意味で、
この喫茶店の名前としての二楽章は、私はたいへんに素晴らしいネーミングだと
思っています。

したがって、この再生リストに入れていく曲は自然と直球(第一楽章)の後の
スローカーブ(第2楽章)のような曲が中心になります。
楽譜の指示でいえば、ラルゲットとかアダージョとか、ゆっくりと演奏するような指示が
書いてある曲を入れていきます。

ですので投手にたとえればキレのいい快速球の後に見事な放物線を描く
スローカーブを投げる天才であるモーツアルトの第2楽章が実に好ましいのです。
ベートーベンのように重い剛速球の後にきわどい内角の球を投げ込むような投手は、
大投手ではありますがそういうような曲は、この再生リストには入れません。
が、ともかく作曲家にこだわらず、ホッとして包み込まれるようなイメージの曲ばかりを
この再生リストに入れ、BGMとして延々と流し続けるか、
時にはランダム再生して流し続けます。

こういう再生リストを延々とBGMとして聴くことを邪道という人がいるかもしれませんが、
私はBGMという聴き方こそ、実は音楽鑑賞の王道だと思っています。
頭ではなくて身で聴くのです。
これについては書けばたいへんに長くなるので、別の機会に論じたいと思います。


さて次に みゅーず という再生リストを作ります。
普通、ミューズといえばギリシャ神話の音楽の神様の名前ですが、
ここでは京都市の木屋町にある老舗のクラシック喫茶の名前です。
創業は昭和29年で、私の父親も学生時代にすでに行ったことがあると言っていましたから、
音楽喫茶などが廃れている現在で、もはや重要文化財クラスのお店の名前です。
このお店もクラシック音楽のなかでのジャンルは別に定めていないのですが、
マーヒーの個人的な思い出としては暑い暑い京都の夏に、冷房のない下宿を飛び出して
この喫茶店でアイスコーヒー(関西ではレイコーという)を飲みながらレポートなどを
書いていた思い出があります。
そこで何となく印象に残っている涼しげな感じがするバロック音楽などを
この再生リストに入れていきます。

そして 岩崎くんの下宿 という再生リストを作ります。
岩崎くんというのは学生時代の後輩なのですが、けっこう気が合った彼の下宿を
訪ねていくと、彼の部屋からはいつもブラームスの曲が流れていました。
ですので、この再生リストに私が持っているブラームスのCDは少ないのですが
ブラームスの楽曲を入れます。

というわけでクラシック音楽編でしたが、なぜマーヒーがクラシックを聴くようになったかは、
別の機会に連載したいと思います。

本願寺第八代の蓮如上人は「仏法は聞きそうもない者が聞くぞ」という至言を残しましたが、
クラシック音楽も聞きそうもない者が聞くのです。

演歌なんかも、聞きそうもない人が聞いていると、ちょっといいです。

明日は、レゲエの再生リスト作りをやります。


マーヒー加藤   草仏教ホームページ

by kaneniwa | 2006-02-02 07:00 | 草音


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