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草仏教ブログ

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2006年 04月 08日

超訳徒然草・吉田くんのブログ(第24段)

齋王の野宮におはしますありさまこそ、やさしく面白き事のかぎりとは覺えしか。
「經」「佛」などいみて、「なかご」「染紙」などいふなるもをかし。

すべて神の社こそ、すてがたくなまめかしきものなれや。
物ふりたる森のけしきもただならぬに、玉垣しわたして、
さか木にゆふかけたるなど、いみじからぬかは。
ことにをかしきは、伊勢、賀茂、春日、平野、住吉、
三輪、貴布禰、吉田、大原野、松尾、梅宮。

(吉田兼好法師 『徒然草』 第24段)

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天皇の代が変わるたびに内親王などが伊勢参りをするために臨時の住居に
おいでになるのだけれど、その様子ほど吉田の関心がひかれるものはないよ。

やっぱり仏教の言葉を忌み嫌っているのかなぁ、
ご本尊のことを 「なかご」 と言ったり、経典のことを 「染め紙」 なんておっしゃっている。
スラングというか、独自の言葉で言っているのはおもしろいなぁ。

これはボクだけの意見じゃなくて一般論だけどさ、神社というのは捨てがたいねぇ。
なかなかゾクッと来るものがあるよ。年月が経ってただならぬ様子の周辺の森も
いいし、周囲に垣根をはって榊(さかき)に木綿をかけて、それをおそなえものとして
いる様子なんて、素晴らしくないなんて言えないよ。

さて、それでは吉田の選んだ神社のベスト・イレブンを言うから聞いてね。
ジャーン、それでは発表するよ。
伊勢、賀茂、春日、平野、住吉、三輪、貴布禰、吉田、大原野、松尾、梅宮。

超訳BYマーヒー 

by kaneniwa | 2006-04-08 23:51 | 徒然草


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