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草仏教ブログ

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2007年 01月 23日

今さらながら雑煮を語る

今さらながら雑煮を語る_b0061413_5305525.jpg昨日、息子が幼稚園での小旅行があり、餅つきを満喫してきたみたいです。「お母さんお餅だよ」(お父さんとは言わない・・・)と自慢気お土産につきたての餅をもちかえってきました。♪バカ騒ぎの餅つき (サザンのデビュー曲のサビを嘉門達夫はこう歌う)と歌いながらお餅をいただきました。  というわけで、掲載時期としてはタイムリーではありませんが、お雑煮を話題にしたいと思います。 お雑煮というのは不思議な食べ物で、お正月以外に食卓に出てくることはまずありません。うちの場合だけではないですよね?  というわけで雑煮ですが、これは人サマの家でお雑煮を御馳走になるという機会も、これまた極めてマレです。うちに限定しても、父は新潟出身ですが母は長崎出身。そしてその中間点の京都でマーヒーは生まれ育ったので、家のお雑煮というのは紆余曲折(うよきょくせつ)を経ています。一時期は、白みそに丸もちに八頭(イモ)という京風のお雑煮。一時期は出汁までアゴ(トビウオの干物で九州ではメジャー)でとったもの。一時期は具だくさんで鮭やイクラも入った新潟風のもの。本当にあっちに行ったりこっちに来たりでした。 「伝統としきたり」というほどに格式ばらなくてもいいのですが、何かと普段よりも「定型」の価値が高くなるお正月早々から雑煮が決まらないというのも困ったことだということで20年ほど前から今の形というか、四角い餅を焼き(煮る場合もあって、これはファジーというかこだわりがないみたい)、出汁は昆布と鰹節ベースのしょうゆ味で、鶏肉と長崎のおばさんが年末に送ってくれるカマボコ(特にスボと呼ばれるものが美味い!)に、小松菜かほうれん草が入って、最後に刻んだユズをトッピング。これでウチにも「お雑煮はこれでなくては」というような定型がようやく確立したのですが、東京で生まれ育ったマーヒーの妻のシャラポアは「これ、私の家のお雑煮と本当にそっくり・・・」


マーヒー加藤

by kaneniwa | 2007-01-23 05:31 | 雑草


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