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草仏教ブログ

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2007年 01月 25日

今さらながらおせちを語る (2)

今さらながらおせちを語る (2)_b0061413_21383031.jpg今までは一つの記事に一枚の写真しか使わなかった。もしくは写真抜きの記事だ。理由はタグを使うのがめんどうだったからだ。タグを使って写真を整列させてブログを書く練習に今年の(といってもいつもの)おせち料理を使う。ひと皿目(お重ではないのだ)は、キンピラとこんにゃくとワラビの塩漬けを水でもどしたものの煮物である。これは日常食でもまったくけっこうなのだが、なぜかお正月には必ず出てくるのである。どうもお正月のおせちの特徴は「ビールよりもおとそ(日本酒)に合うもの」という基準があるようである。最近はどうかわからないが・・・
今さらながらおせちを語る (2)_b0061413_21392629.jpg二つ目は「いも棒」である。写真のピントが合っていないようだが・・・ドンマイ。「いも棒」は、京都の人には「おばんさい」の代表的なものとしておなじみであろう。全国的な知名度やおせちへの浸透度はよくわからない。里芋の大きなものと乾物の棒鱈(たら)をもどしたものを昆布出汁のきいた醤油で煮込んだものである。そしてどうせ昆布出汁をきかせるのだからというわけで煮込んだ昆布もここに入る。江戸時代後期から続くオヤジギャグで「よろコブ」というわけだ。
今さらながらおせちを語る (2)_b0061413_21395080.jpg三つ目は紅白のカマボコに、うちでは「タタキゴボウ」と呼んでいるものとカツオブシをのせたカズノコである。 そういえば最近はカマボコっていうのはお正月以外にはあまり食べないなぁ。チクワはけっこう食べているんだけれどね。タタキゴボウは削り取ったゴボウを叩いて茹でて、酢で締めてゴマをかけたもの。うちはゴボウをよく使うなぁ。「よろコブ」とか「マメに働く」とか、そういうおせちのオヤジギャグ風に言えば、「これで今年はごぼう抜きだぁ」ってところだろうか。 カズノコというのは代表的なおせちの材料ですね。
今さらながらおせちを語る (2)_b0061413_2140710.jpg漬け物もお正月は紅白ということになっている。赤は赤カブの酢漬け。白は冬の(今は通年作っていますが)京都名物の千枚漬け。そしてなぜか奈良漬けが付く。日本酒を飲んでいる時は、こういう漬け物が嬉しい。箸休めなんて言わずに漬け物にガンガン箸をすすめたいところだが・・・
今さらながらおせちを語る (2)_b0061413_21403815.jpgお次は大根と人参の「なます」にゆずをトッピングしたもの。こういう「なます」(呼び方は方言というか地方色がある)という純和風サラダは、日本全国のかなり広域な範囲で食べられているとおもうけれど、うちの「なます」の特色は米酢をそのまま使うのではなくてマーヒーの母親がラッキョウの漬け物に使ったつけ汁を流用している。であるから酸っぱいのだけれどもムセるような酸っぱさではない。
今さらながらおせちを語る (2)_b0061413_21405748.jpgさて、ようやく新潟県の郷土色が少し感じられるものだ出てきたが、これは「いずし」。漢字だと飯寿司と書くようだ。(今調べた・・・) ご飯と魚・野菜・麹を混ぜて桶に入れ漬け込み、乳酸発酵させて作る。主に北陸と東北、それから北海道ではメジャーで、その他の地域ではマイナーな料理のようだ。魚は秋田なんかではハタハタだし、北陸では「かぶらずし」といって「いずし」に似たなれずし系のもので鰤(ブリ)を使うようだけれども、うちではお正月高級バージョンでカズノコとイクラだ。普段は鮭だ。
今さらながらおせちを語る (2)_b0061413_21411817.jpg最後は煮豆である。おせち界のオヤジギャクの「マメに働く」のマメだ。マーヒーは好き嫌いの嫌いはかなり少ない方だと思うし、食べ物を残すことはほとんどないのだが、どうも甘く煮た豆が苦手のようだ。甘く味付けされた豆は日本食のデザートとして扱ったらいいのか、どうも対処の仕方がわからないのである。


マーヒー加藤



by kaneniwa | 2007-01-25 21:38 | 雑草


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