2007年 10月 28日
独立リーグに限らず、野球のナイター試合を観戦する時には夕食抜きで試合場に駆けつけるということが多い。そして、たえずボールから目を離せないサッカーやラグビーなどの観戦と違って、野球はダイナミックなスポーツではあるものの、攻守交代や投手交代の合間など、けっこう観戦しながら食べ物や飲み物を楽しめる。マーヒーはけっこうこれを楽しみにしている。(北信越)BCリーグを観戦に行った時、ケバブ(トルコ料理)のスタンドがあって、人気があるようでけっこう列ができていた。ケバブというのは美味しいものだと思うし、選択肢のひとつとしては悪くないが、ここは風物詩としてホットドックでの同様の屋台が欲しかった。BCリーグの食べ物屋さんはいろいろな業者が参入したり抜けたりしたりしているようだが、絶対に外して欲しくないのがホットドックだ。 ホットドックという食べ物は、何だか夜風に吹かれて野外で野球を見ながら食べていると急に価値を増す食べ物だ。真夏のナイターでのビールにも合うし、秋シーズンのホットコーヒーにも合う。500円ぐらいしてもいいからジャンボサイズのホットドックなんかも欲しい。そういう食べ物を家族や恋人と分けながら食べるのは、野球場のスタンドのなかの光景としても何だか風物詩的ないい感じだ。 ちなみに、アメリカ英語の野球用語の俗語で「ホット・ドック」といえば、 派手なプレーで観客を沸かす魅力ある選手のことを指すようだ。 たとえば、シーズン後半やワールドシリーズになるとホームランを連発した ヤンキース(ニューヨーク)のレジー・ジャクソンは代表的なホット・ドック! 枝川公一という人がご丁寧に1982年シーズンのレジー・ジャクソンの記録を 調べたところ、観客が4万人以上の時の打率が3割6分8厘だったのに対し、 観客が4万人以下の時は2割5分5厘だったという。 (こういう本人も気がつかないような記録をよく調べたなぁ) 同じヤンキース(ニューヨーク)から来日した大洋ホエールズ (今は横浜ベイスターズ)の三塁手だったボイヤー選手をはじめ、 1970年代に日本で活躍したアメリカ人選手たちは口をそろえて 長嶋茂雄選手のことを「最高のホットドックだ」と言ったらしい。 選手も食べ物も、野球場ではホット・ドックがいい! マーヒー加藤
by kaneniwa
| 2007-10-28 23:09
| 草評
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