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2008年 11月 29日

裁判員精度(3) ナンバーワンホステスは免除?

最高裁が裁判員候補から裁判員を辞退する理由としてどうかという
問題について、約800人から聞き取り調査をした。

(1)代替がきくかどうか
(2)不在によって悪影響があるかどうか

というを基準に、「考慮要素」 を示したのだ。

考慮要素には色々な理由が並んだ。
青字部分はマーヒーの感想。

・北海道の住民は冬季は雪で車の走行が危険、移動が困難
    新潟県だってそうだし、北海道だって広いよ
 ・草津の旅館業:夏休みや年末年始の繁忙期は、女将は代替困難
    女将が忙しいということは板場も帳場も大忙しだよ
   ・宮崎市の養鶏業:歳暮などで繁忙の12月。ひよこの仕入れ時もだめ。
     裁判官は、全国の農家の仕事の実態を知っているかな?
・主婦:子どもが病気の場合。受験期で立ち会いも必要
     子どもの病気って、いきなりなんですけれども・・・
   ・若者・学生:就職説明会や面接に参加しないと就職できず
      今は3年生(関西では3回生)、つまり成人になってすぐ就職活動だよ
  ・技術系管理職:システムの納期などは責任者として抜けられない
      納期のない技術系というのがあるだろうか? 
  ・医師・看護士など:手術や検査に重大な影響。学会の発表も。
     休むのに 「裁判員になりました」 と掲示することは不可らしい
・営業職:顧客との接待ゴルフ、宴席で代替困難な場合もある
     ゴルフや宴席の代わりなら引き受けるなぁ
・遊興飲食展:ナンバーワンホステスは常に多忙。不在にできない
     最初はギャグだと思ったが、この一文はもはや有名になった
・小中学校教諭:行事や面接で親や子との信頼関係をくずせない
    というか、通常の授業でも4日間は不在になる理由を子どもが知りたがる

これは、800人のなかから、おもしろい答えがマスコミに取りあげられる傾向に
あるが、ナンバーワンホステスの件は考えさせられるな。
ということはホストも同じなんだろうなぁ。
ナンバー2ではだめなんだな。

しかし、裁判員を辞退を認める考慮要素が、
 (1)代替がきくかどうか
 (2)不在によって悪影響があるかどうか
ということについて、もっともっと考えさせられる。

つまり、裁判員を辞退できない人というのは
自分の代わりがなんぼでもいて、
いなくても悪影響が出ない人、ということか?

なんだかしょっぱなから、
しかも裁判官から、ひどい判決が下されるってことのようだなぁ。


マーヒー加藤




 

by kaneniwa | 2008-11-29 02:04 | 草評


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